私と課金とあんさんぶるスターズ

私には過去

課金に対しての嫌悪感と、課金する人をばかにする気持ちがありました。

 

(ここでの課金というのは

“無料で遊べるゲームやサービスで課金アイテムを買うこと”

 とする)

 

今でこそ課金するひとがコンテンツを支えていると認められて

サブスクの台頭でみんながあたりまえにお金を払っていると思うのだけど

15年ほど前はそういう考えの人は私以外にも多かったんではないだろうか。

その嫌悪感に特に理由はありません。

強いていえば当時親にお小遣いをもらって生活していたのでとか

物質なきものにお金を払うことに慣れてないとか

そのくらいのこと。

無料で見れる、遊べるものにお年玉をつぎ込む程の気持ちにならなかった。 

 

そのときのことを忘れないうちに

「課金」について書いておきたく

 特になんの気づきもオチもない

私と課金とあんさんぶるスターズについての話です。

 

  

まずはじめての課金はあんスタではない。

ラブライブスクールフェスティバル。

できなかったことができるようになることを教えてくれた。

そして私に明るく語りかけてくれたにこにー。

当時「課金ってだめなこと」と思っていた私でも

お金を払いたいと思わせてくれた。

 

しかしそのときの私にはまだひとつのハードルがあった

 

「パッケージのゲームくらい(6000円くらい?)楽しんだから払ってもいいか」

 

 という。

この壁は厚く

 

しばらくの間

キャンディークラッシュに数百円とか

パズドラに数百円だけの課金をして

人生を送っていた。

 

そして2015年

あんさんぶるスターズ!に出逢った。

 

なんかよくわからないけど周りのオタクが全員あんスタをしていた

その直後のスパコミに行ったらもうみんなほんとうに

あんスタをしていた。

 

「ここで10連やろー😄」

 

という言葉が気軽に飛び交っていた。

流されやすいので

え? なに? みんなそんなに気軽に課金するの?

と思いながら気づいたら課金していた。

問題はその後で

しばらく自分の設けたパッケージゲーム以上の壁 を

越えずにゲームを楽しんでいた。

 

しかし始まってしまってしまったのです

「ジャッジ!白と黒のデュエル」が…

 

当時の手持ちアイドルではポイボさえとれなかった私は

瀬名泉が自分のものにならないことが

どうしても耐えられなかった。

 

そして課金を、しました。

 

それ以降も

スクショでもなんでもその美しい瀬名泉を見ることはできるけど

それは私の瀬名泉ではない。

この美しい愛らしい瀬名泉が私のものにならないことに耐えられない。

と思うたびに課金を、しました。

誕生日にも課金を、しました。

ガチャが更新されるたびに課金を、しました。

なんとなく上司にむかついたので課金を、しました。

楽天ポイント増えるしなと思って課金を、しました。

 

このときすでに壁を越えているかのように思えたのですが

実はまだわずかに壁は残っていたのです。

 

ある時

よせばいいのに私はこれまでの課金額を計算してしまいました。

色々と差し障りがあるため

それをAというかたまりで表現させてほしい。

 

このAという金額に対峙したとき

正直すこしショックを受けた。

 

ストレートに

え?こんなに課金してたの私。

 

というショックでした。

 

これまでハマったジャンルは漫画ジャンルが主だったのです

すると意外とお金の使い所がない。

週刊誌を毎週買って

単行本を2冊ずつ

アニメのBD

全てじゃないが気に入ったグッズを買う。

 これだけ買えば十分熱いファンといえるだろう。

と思っていた。

 

に、比べて

私あんスタ好きだし瀬名泉好きだけど

あのジャンルとかあのジャンルほど

ハマってたっけ?

そのAという金額かけるほどなんだっけ?

 もちろん

好きの度合い=使ったお金

なんてことはないし

あんスタにその価値がないとも思ってないし

 

えーでも

 

えーーーーーー?

 

Aーーーーーーー????

 

としばらく悩んだ結果。

 

課金する額はたぶん減りました。

その代わりしっかり悩んだことで

課金に対する壁は消え

課金に対する価値観がはっきりしました。

 

後ろめたくなく気持ちよく遊べるように。

運営にありがとうと伝えたいときに。

推しを“私のもの”にしたいときに。

 

そしてラクして課金しやすいシステムだから

気軽に課金していたんだなあとも考え。

 

お金の使い所が見つかりにくいジャンルにも

使い所がんばって見つけてもっとお金つかお😜

 

と思いました。

 

私、まじ大人になったな…

ありがとう

あんさんぶるスターズ!

 

 そしてよろしく

あんさんぶるスターズ!

 

まずはお祝いの課金をしましたが

これからもずっと課金したい!と思えるゲームだといいなと思います。

 

ボーイズラブ、のなにかをことばにして置く場所。

キャッチコピー、ではないかもしれません。
ボーイズラブを短くことばにしてみたものを放り投げておきます。
それは彼らの言葉であったり、彼らの周りの誰かの言葉であったり、わたしたちの言葉であったり、わたしの思った言葉であったりします。

 

 

0907/2018

 

気になる彼が恋をしていることを、わたしはまだ知らない。


30すぎて子どもみたいにじゃれあえるんだ、あいつとは。


友達を紹介された。恋人なのだと気づいた。


タバコを吸わない同僚の部屋に、灰皿があった。


彼らの愛は、スピンオフではない。


堅いひざまくらが、恋しいということ。


男の汗のにおいにエロいとか思うなんて。


それ、俺の靴下なんだけど。


独身の課長は、きちんとしめた襟の下に

リングをひっかけたネックレスをしているのだ。


おまえが男で、よかったよ。


きみのひげを頬に感じて、太陽がのぼらなけりゃいいのにと思う。


なんでかあいつの靴が2センチも大きい。同じ身長なのに。


いつかかわいい嫁が立つはずだったキッチンに熊みたいな男がいる


ごめんなかーちゃん、孫はムリだから、寿司くらい奢らせてくれ。


そこのエリートぶってる男は、俺の前では猫である。


娯楽じゃないの、人生なの。


愛より熱くて、恋より淡い。


傷だらけのスポーツバッグを忘れたいよ、忘れたい。


手作りのお守りに「いいな」と言った。あげられて。


知らないふりをされているあいだは、隣にいてもいいよな。


そうそう、みーんな織田さんが好きだったよね。お前以外。


こわい?それならちゃんと嫌がって。


お前のカノジョ盗ったのに、なんで絶交してくれねーの。


ふざけて交換したシーブリーズの蓋をずっと置いてある。


結ばれてほしいのは、きっとわたしたちのエゴ。


花なんか、好きじゃないし似合わない。じゃあなぜ嬉しいか。


元カノの置いてった化粧水を使ってみる。ばかか、何もかわるわけない。


一万冊同人誌が出るCPより好きなCPがある。


ふたりを推したら、だめですか?


結ばれていなくとも、彼は僕の人生である。


なんで?好きだからだよ。


恋と呼ぶには、あまりにも悪意にまみれていた。


どんな死に方したっていいが、あいつにだけは死に顔を見られたくない。


マグカップの色は、そんなに言うなら俺がピンクでいいからさ。


あはは、ダブルで予約してやったぜ。


ソース派は許さない、お前以外。


整髪料の匂いって結構、わかりますね、同じだと。


悔しいから、来世は出会いたくないな。

 

 

初めて親知らずを抜いた備忘録

はじめて親知らずを抜きました。

4本抜いたひとにとってはなに1本抜いたくらいでピーピー騒いでんだてかんじだと思うけどここに記念すべき1本目を抜いた記録を残したい。

 

元々の私の歯のスペック

・虫歯しぬほどできにくい15年は確実にできてないorできても再石灰化

・矯正してない

・歯並びはそこまで悪くないが出っ歯

 

まず親知らずを抜くことになったきっかけ。

それは私の出っ歯が悪化してねえか?という気づきからだ。

google先生で出っ歯の定義を検索すると5mm以上出てたら確実に出っ歯

みたいなかんじだったんだけど

漫画かくときようの定規をがんばって歯に当てて測った。

(漫画かくときに定規使わないくせに自分の歯には使う)

 

左:4mm  右:6mm

 

6mm!?!?!?6mmも出てたか?!!??!?!?!?!

 

この時点で私は自分の出っ歯が親知らずによる押し出しだという自己診断をくだし

仕事が落ち着いたら抜いてやると決めていた。

しかしそののち、

今までなんともなかった親知らず付近が急激に腫れる。

 

歯医者「腫れがおさまったら抜いたほうがいいですね」

キエーーーーーーーー

ちがうよ!!!自分の意思で抜いてやろうじゃねえかって思うのと

抜かなきゃいけないて状況で親知らずの意思で抜かされるのとは全然ちがう!!!!!!ふざけんな!!!!!!!

 

ここでレントゲンを撮った私の親知らず追加スペック

 

右上:斜めにほぼはえてる(今回抜く)

左上:斜めだが埋まってる

 

右下:清々しく横向きに埋まってる

左下:気持ちいほどに横向きに埋まってる

 

歯医者「いずれは下も抜いたほうがいいですね」

 

アアアアアア〜!!!!

 

私はもうずっと調べていたんです親知らずについて。

下はしぬほど痛いと、歯茎切開して砕いて取り出す埋まってる横向き親知らずが一番痛いと。

まあでもこいつらは未来の私が向き合うべきものであり

今私が戦わなきゃいけないのは右上の親知らず。

 

抗生剤を処方され腫れがおさまった一週間後決行。

 

 DAY1:抜歯日

 

麻酔をされしばらく待たされる

麻酔きいてくるか確認しますねーと言われ口のなかを探られるも

え?これ抜いてない??まだ抜いてない???という感覚

 

先生「もうすぐ抜けますからね!」

 

抜いてんのかい!!!!!!!!!

 

でも麻酔が効いてるので痛くはなかったです。

痛くなかったけど抜けたときはわかった。

なぜなら私の抜けたてフレッシュ親知らずがコロリンして舌の上に落ちたので

アカン!!!!!飲んでまう!!!!!ってめっちゃ怖かったから。

 

このあと縫合され処方箋を出され帰される。

 

職場の近くで抜いたんだけど職場の近くで薬をもらい、

仕事戻らなくても大丈夫そうと判断したので帰宅。

会社から自宅までは30分くらいなのですが後悔としては

薬もらった瞬間その場でのむべきだったということです。

だんだん麻酔がとれて家のドアけることには

痛いよーて泣いてた。ガチ泣き。

痛み止め飲むもそんなすぐには効きません。

仕方なく寝る。寝て起きたらなんとかなっていました。

化粧したままだったからタオルしいて寝たんだけどこれが正解で

めっちゃ血まじったよだれ出てた。

 

DAY2:いたい

 

DAY3:いたいな

 

DAY4:いたくね?

 

DAY5:いやまだいたいがな

 

DAY6:抜糸。

先生「痛みおさまりました?」

わい「うーんまだけっこう痛いです(これネットでみたドライソケットとかいうやつとちゃうんけ)」

先生「じゃあちょっと確認しますね。うーん傷は治ってますね。

もっぷさん、痛いのは抜いたところじゃなくて口内炎です。」

わい「口内炎

先生「そう」

 

あまり痛くないと聞いていた親知らず(上)抜歯

一週間続いた痛みは

傷口ではなく、口内炎でした。

 

完。

 

その後虫歯みっつあるで言われてエンドレス歯医者地獄です。

虫歯できにくいだけが取り柄だった私は今後なにを誇って生きていけばいいのか

わかりません。

 

アデュー

 

 

 

 

 

 

 

初任給で推しCPのオーダーリングをつくったときのはなし

 

 

7年とちょっとくらい前から愛しているCPがある。

私はそのCPのいる原作に命を救われた。

何言ってんだ?って感じだと思うが、命を救われたのだ。

 

同人女のこういう話死ぬほど知りたくないと思うけどブログだから話す。

簡単に言うと失恋したのでまぢ病み⚡️鬱⚡️タヒにてえ⚡️と思っていた。

私はそれまで割と陽キャで、そんな風に思ったことはあんまりなかった(と思う)

でも、当人や周りの友人の私への言葉や行動にすごく傷ついてしまい

毎日その夢を見て起きたら泣いていた。

それが辛くて仕方なかったのだが、ある日書店でその作品を手に取った。

信じられないほど面白くて信じられないほどハマった。

ざらざらした紙の上で、単行本のちいさな四角の中で、

キャラクターが明らかに生きていた。

ウワーーーーー死んでる場合じゃねえわーーーーーーーーと

心底思った。

今までも大好きな作品はあったけれど、

この作品に関しては、

私もなんか、この、なんか、なんかしなきゃ!!!もっと生きなきゃ!と

思わされた。

そして次第に、好きなCPができた。(ゴリゴリの腐女子なので)

そのCPにめろめろになった。

一年くらいたつと、もう悪夢は見なくなっていた。

(新刊買えなかったらどうしようみたいな悪夢は見た)

 

そのCPのふたりは、当時の私よりだいぶ年上だった。

ふたりの同人誌などを描きながら、ふたりが大人のお兄さんすぎて

これじゃこどもっぽすぎるかなあ、でもこういうステレオタイプな大人じゃないし

とめちゃめちゃ悩んだ。

経験したことのない年齢をかくのって難しいと思うんですよね。

 

そんでも読む方ならば圧倒的『わかり』の連続だった。

信じられないほど同人誌を買った。(ありがたいことに信じられないほどたくさんの同人誌があった)

当時まだ「尊い」という言葉はそれほど流行っていなかったが

もう尊いの大海原だった。

 

同人誌ではそのふたりが恋仲にあったりなんかするわけだが、

その関係の名は、主従であったり幼馴染であったり、家族であったり、

いろいろだと思った。

CPに対する考え方はもちろん人それぞれ違うが、

私はそのふたりのなんとも形容しがたい、

けれどもそこにすごくどっしりある関係に恋をした。

こんな大人になりたいと思った。

そしてそのふたりが、周りの人々も含めて築いているどっしりな関係を、

築けるような人間になりたいと思った。

それぞれがそれぞれの信念で生きていて

結構にちぐはぐなふたりだけど、側にいることに全く違和感がない。

そういう関係は多分全然別の世界にいったって、

離れ離れになったって変わらない。

なんかすげー人とすげー人のCPってすげーーーーー

このCPを愛するのに恥ずかしくない人間になろう!と思った。

 

まあでも、そう思ったからといって人間は簡単には変わらないので

私は日々だるだるぐうたら同人誌を読んだり描いたりしながら大学生を過ごしていた。

たまに自CPに学ぶギラギラした気持ちを思い出してがんばることはあったが

基本ぐうたらしていた。

 

そんな大学生は卒業後会社に就職した。

(やっと本題)

夕方の16時に起きて朝7時に寝ていたような人間が、

授業などは9割寝ていた人間が、

締め切り前二徹でなんとかするみたいな人間が、

はたらけるのか?というのは純粋に疑問だった。

まぁ一ヶ月目はお試し期間のようなもので同人誌を

描いたりもできた。が、やっぱりだんだん忙しくなり

後ろの席にいた方は残業200時間とか働いていた。

そのうち私も…ふむ…となんとなく未来を想像しているとき

初任給なるものをもらった。

それはやっぱりちょっと嬉しいものだった。

 

初任給もらったんだーと伝えたいのは誰か、と考えたとき

推しCPふたりの顔が浮かんだ。

 

あ、指輪作ろう。

 

なぜかポンとそう思ったときには予約もせずにお店に向かっていた。

『初任給で』というには完全に自分のための行為だし

その感謝しているふたりにはなんの利益もないが

初任給だからこそ、自分のために使いたいなと思った。

 

シンプルなゴールドのリングにした。

内側にふたりのイメージカラーの石をひとつずつ

その隣にふたりのイニシャルを入れた。

ネットで指ごとの意味なんかを調べて

中指に合うサイズにした。

 

打ち合わせの途中、なんのイニシャルなんですか?

とか聞かれながら誤魔化していたのだが

最後の最後デザイナーさんに

「実は好きなキャラクターふたりのイメージなんです・・・」

と漏らしてしまった。

だから打ち合わせの途中で出た、

石のサイズに大小をつけるなどのデザインの提案を断ったのだと。

するとデザイナーさんは

「すっごく素敵ですね!じゃあ石はできるだけふたつが近くなるように職人さんにお願いしますね」

と言ってくれた。

私も好きなキャラのイメージのアクセサリーつくったことあるんです。と

 

14Kだし、石は予算と在庫の関係でダイヤを諦めて違う石にした。

それでも家賃と親へのプレゼントと生活費を合わせれば手取りを全然

超えてしまって、果たして初任給で買ったといえるのか…とも思ったが

初任給で買ったんだと思う!

 

もう何年も前のはなしだけど

今このときも、その指輪は右手の中指にある。

毎日、タイピングしてる自分の手に指輪が嵌っていることが

心底安心する。

 

イデアが出なくて朝まで泣きながら仕事してるようなときは

指輪にパワーをもらう。

 

初任給でふたりを想ってつくった指輪を買ったという

思い出が、すごく

生きる力になる。

 

なので自分のために使わせてもらってよかったなあと思う。

 

 

 

もちろんその原作には公式のものを買ったり

ファンレターを送ったりでちょっとずつ感謝を返している(つもり)。

そう、そしてその作者様の新連載がまた始まるのだ。

ぜったい最高に激アツな漫画のはずだ。

これから読んできます。へへ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

社会人になってから上手に同人できないんだけどね

私は同人が大好きだ。
正直、人生の真ん中に同人がある。

同人誌を買ったり、同人誌を描いたりしている。
(ウェブでも見たり載せたりしている)

漫画家になりたいわけでもなく、同人誌で儲けたりしたいわけでもない。

だから同人は私にとって趣味であり、ほかに仕事を持つ必要がある。
でも「生業」は、もしかすると同人の方なのかもしれないと思う。
辞書通りならば、生計を立てるための職業が生業だから違うんだろうけど
それがなくては立ちゆかないという意味では同人が生業なのだ。

私の場合、主に二次創作が好きだ。
好きな作品のことを話しながら、自分なりに考えたことを伝えたり、伝えてもらったりする。
それは直接でも、作品やSNSの投稿を通してでも、最高のコミュニケーションだ。

たまに悲しいことだってある。

悪口を言われたり、あの人は好きじゃないなあと思うこともある。
あの人と仲良くなりたいと思っても、そうなれないこともある。
私と仲良くなりたい人がいても、なかなかうまくいかないこともある。

でもそれも含めて同人が好きだ。

同人誌を描くのはしんどいけれど3ついいことがある。

1
大好きな作家がそれを読んで共感しれくれることがまれにある。

(奇跡がおきると、いつのまにか友達になっていたりする。少女マンガのようなミラクル大事件だ。)

2
エラい先生じゃないのに、本が出せる。

(本が大好きだ。いろんな人の頭のなかみが、ことばや絵になって共有してもらえる。人間の考えたシステムでいちばん天才!って思う。同人をやってなきゃ、漫画家や小説家や芸能人じゃなくたって本が出せるなんて知らなかった。しかも好きなデザインにできる。)

3
サークル参加ができる。

(同人イベントが大好きだ。同じように机を並べて、同じものを好きな人が集まる。同じ音楽がかかっていたりする。でも毎回全然違う。要素はいつだってほとんど同じなのに一回も同じがない。
机の内側にいると、その最初から最後までを見ることができる。)

この3つ目の、見ることができることを、ちょっと書きたい。

がんばって書いた本の並べ方を何度も直しているひとがいる。
大きなポスターを飾って、綺麗に刷れたと喜んでいるひとがいる。
きっと徹夜で作業をしてたんだろうすっぴんの女性が、慌ただしく準備をしていたりする。
緊張の面持ちで必死に買い物しているひとがいる。
初めて直接対面する友達どうしが、きゃあきゃあ騒いでいたりする。
告白するみたいな表情で、差し入れを渡すひとがいる。
買った本を自慢げに抱きしめているひとがいる。
思ってなかった列ができてしまって、慌てているひとがいる。
その列が進まなくて、イライラしているひとがいる。
早速手に入れた本をひらいてにやにやしているひとがいる。
空っぽの段ボール箱をたたみながら一息ついているひとがいる。
送り返さなきゃいけない沢山の在庫を前に困っているがいる。
台車を持っているひとが、全然しらないひとに、
載せていいよと声をかけていたりする。
段ボールに入りきらなかった荷物やポスタースタンドが、鞄からはみ出しているひとがいる。

もっともっとあるよね。
全部すごく好きなんだ。
すごく素敵なんだ。

開場と閉会のアナウンスがあると、みんなが拍手をする。
同人イベントなんて毎週ある。そんなに珍しいことじゃない。
それでも毎回必ず拍手がある。

同人イベントが大好きだよ。
すごくすごく。

同人が大好きだ。

だから、
同人一生やめません。

仕事が大事でも
結婚とかしても
漫画かけなくなったとしても

同人は一生やめません。

いい大人だけど
色々悩んでいて、
1番大事なことを確認するために
書きました。
読んでくれてありがとうね。